本読み日記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語が書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハート文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイル。逆もそう。


7月27日(木) 『楽園の魔女たち 〜ハッピー・アイランド〜』 樹川さとみ コバルト文庫

相変わらず、面白いっス。今回、敵の描き方が超ズサンだが、んなもんも気にならんくらい、痛快。
ところで、途切れたまんまの『東方幻神異聞』、いつかは続きを書いてくれるんぢゃろうか。わし、ずっと待っとるんだが


   『月の系譜 凍てゆるむ月の鏡 五』 金蓮花 コバルト文庫
ようやく完結。バタバタと終わったような気がしないでもない。クライマックス部分、もっと書き込んでほしかったと思うのだが、あとがきによると、どうやらその部分は唯一未読のデビュー作で書かれてしまっているらしい。図書館に探しに行かねば。


   『疑われざる者』 シャーロット・アームストロング ハヤカワミステリ文庫


どちらかといえば、心理サスペンス。幼い頃からずっと洗脳され続けてきた女性の、覚醒の物語。ただ、難をいえば、舞台設定がちとお粗末かと。


   『ノックは無用』 シャーロット・アームストロング 小学館文庫
怖い。異常性格の女が出てくんの。これがすんげえ怖い。これ、映画化されてて、その異常性格の女の役、モンローが演じたらしい。ビデオは廃版だそうだが、なにモンローだ、どっかにあるだろう。観よう。

7月25日(火) 『恋愛処方箋6 ファースト・チョイス』 檜原まり子 白泉社花丸文庫

どっちかといえば、こっちよりSTILL・HEARTシリーズのが好きだが、これも決して嫌いではない。でも、ちょっとHシーンに食傷気味か。


   『鬼火』 花郎藤子・吉田珠姫・峰桐皇・美樹静
ホモ絡みホラー競作集。花郎藤子と美樹静が読みたくて買った。
花郎の『12』は、シリーズ物のプロローグみたいなので、シリーズにしてほしい。美樹の『七番目の恋人』は、なんかなあ。読み応えはあるんだけど、わたし的にはこの人にこういったテイストは求めてないからなあ。
吉田と峰桐はあいかわらず口に合わず。

7月24日(月) 『魔女の館』 シャーロット・アームストロング トパーズプレス

これぞ正調アームストング節! 行け行けドンドン。
でも、魔女の飼ってた犬が死んじゃったのだけは不満。西村寿行なら絶対に殺さないのに。人はいっぱい死んでも、犬だけは助かるのに(しかし、西村寿行がこれ書いたら、主人公、魔女の館で性奴隷にさせられてるとこだろう)。


  『山田太郎ものがたり』第13巻 森永あい 角川書店
最終巻。終わっちゃったよ、寂しい。
友だちのY田(NOIRのほう)が「御村×太郎本が読みたいよおお」と嘆いている。
わしも読みたい。Y田、そんなに読みたいなら自分で作れ。そしてわしにも読ませてくれ。


  『スカーレット・ウィザード 3』 茅田砂胡 中央公論新社
面白いっス。痛快っス。二時間で読んじまったっス。ああ、もったいない。
これからまた、1から読み直すっス。

7月23日(日) 『鬼籍通覧 無明の闇』 椹野道流 講談社NOVELS

法医学教室の日常にオカルトを絡めた鬼籍通覧シリーズ第二作。
この人も兼業作家。もひとつの職業は法医学教室助手。講談社X文庫で、伝奇シリーズももっている。
ゼニ出してまでは読まないが、図書館で見つければ借りてしまう作家のひとり。

7月21日(金) 『ぼっけえ、きょうてえ』 岩井志麻子 角川書店

中編集。「ぼっけえ、きょうてえ」「密告函」「あまぞわい」「依って件の如し」
すんげえ、面白かった。坂東真砂子系だけど、もっと土俗な感じ。
図書館で借りたのだが、予約してから四ヶ月ばかり待った。わたしの後ろにまだ予約が84件入ってるそうだ。
プロフィールによると、著者は「22歳のときに別名で少女小説家としてデビュー。人気コミックのノベライズなども手がけた」らしい。
誰だ?

7月20日(木) 『「Y」の悲劇』 有栖川有栖・篠田真由美・二階堂黎人・法月綸太郎 講談社文庫

有栖川有栖は火村、篠田真由美は桜井京介シリーズの蒼、法月綸太郎はお馴染みリンリン&パパ、どれも「Y」絡みのダイイング・メッセージをテーマにした書下ろし、というゴージャスな一作。
二階堂に触れなかったのは、書き出しでもうへこんじゃって、読み飛ばしたから。蘭子出して真面目に書けよ、二階堂。

7月18日(火) 『そして二人だけになった』 森博嗣 新潮社

途中のタルさを我慢しただけの甲斐があった。
クライマックスのカタルシスは価値有り、の一作。

7月17日(月) 『見えない蜘蛛の巣』 シャーロット・アームストロング 小学館文庫

イマイチ。
が、図書館で検索したら、彼女の本で未読のものがあと三冊あった。そっちに期待しよう。



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