本読み日記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハー
ト文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。


『R.P.G』 宮部みゆき 集英社文庫
ネットネタ。ネット上の擬似家族の「お父さん」が殺され、「お母さん」「長女」「長男」が警察から事情を聴取されることになるのだが…。
全体のトーンは暗めというよりうっとうしいめだが、クライマックスのどんでん返しはけっこう「おおっ!」と驚かさせてもらった。


建築探偵桜井京介の事件簿 月蝕の窓』 篠田真由美 講談社ノベルス
クリスティの『スリーピング・マーダー』の“顰に倣”った割には、犯人の犯行歴があまりにしょぼい。
そろそろ京介の過去が明らかになりそうだが、京介があれだけぐちゃぐちゃうっとうしく悩むのもそりゃしょうがないわね…、と果たして納得させてもらえるのだろうか。(蒼の過去よりしょぼかったら怒るぞ、俺は)


『桐原家の人々4 特殊恋愛理論』 茅田砂胡 中央公論新社
ルビー文庫で三巻まで出て、デルフィニア戦記ブレイク後、出版社を替えて新書で再版された桐原家シリーズ書き下ろし新刊。
文庫1巻で明かされた桐原家の過去の顛末一通りの、零の目を通したリアルタイム版だが、うーん、これ、書く必要あったのかしらん。(本人がどおしても書きたくて書いた、つう感じがしないんだけど、別の出版社から出てるんならともかく、ホームグラウンドの中央公論ノベルスだし。う〜ん、わからん)


東京BOYSレヴォリューション デイドリームをもう一度』 水無月さらら 講談社X文庫
一応完結編。“女装したらまるで女の子”な受けが苦手な己を再確認。つう訳で、本編はイマイチだったのだが、あとがき、ぼやき全開で面白い。


『夜叉』10巻 吉田秋生 小学館

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