本読み日記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハー
ト文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。


『女彫刻家』 ミネット・ウォルターズ 東京創元社
前に読みかけて、30ページも読まずに図書館に返しちゃった原因がわからず。『氷の家』や『鉄の枷』のクォリティに較べれば、腑に落ちない部分やこの展開は強引過ぎるんじゃないだろうかと感じた部分はあるものの、なんでこんなに面白いものをたった30ページでギブアップ……。
「一人の人をずっと、すべての人を一時、だますことはできる。が、すべての人をずっとだましつづけることはできない。けれど、ひとりをだませば、彼女がほかのみんなをだましてくれる。」というフレーズは秀逸。


『チキタ★GUGU』2巻 TONO 朝日ソノラマ
「命を奪うという点では、肉食と菜食に違いはない」というテーマを扱っているものでは、これが今まで読んだ中で一番洗練されていると思う。
ところで、妹のみつるさんとこ、赤ちゃんできてたのね〜。愛猫ハナちゃんもついに行方不明だし。(あとがき読んでびっくり。そおいや長いこと、身辺雑布(著者が妹と一緒に同人で出している日常本)買ってないわ〜。


『楽園の魔女たち 月と太陽のパラソル』 樹川さとみ コバルト文庫
そろそろクライマックスかなあ、と前巻あたりで思ったが、やっぱりそろそろシリーズ最終章っぽい。
これ済んだら、書いてほしいな、ず〜〜〜っとほったらかしの幻神東方異聞シリーズの続き。(新書館が書かせてくれないなら、丸ごと集英社に移しちゃえよ〜)


『百鬼夜行抄』9巻 今市子 朝日ソノラマ
今回最後の話に、律の伯父伯母が大量に出てきてびっくり。こんなに親戚多かったのか、この家…。(まさかこのシリーズがこんなに続くと思わず、最初はこんな設定、ぜんぜん作ってなかったんだろうなあ〜)


『赫い沙原』 朝香祥 角川ビーンズ文庫
読み始めたときから悪い予感はしていたが、やはりシリーズものであった。しかも、まだまだほんの序章くさい。
お願いです。最後まで朝香にこのシリーズを書かせてやってください。>角川ビーンズ文庫どの
が、これ、新刊出たらきっと、誰が誰やら忘れてるわね…。(なんかものすご〜く登場人物の名前が覚えにくいお話なんです、これ)


『HUNTER×HUNTER』13巻 富樫義博 集英社
去年の11月に出てたのね…。なんで気づかなかったんだろ、あたし…。(せいぜい先月くらい出てたのを見つけそこねたんだろうと思ってたら、いま奥付見て愕然)
でも、これが11月に出てたんなら、あんまり待たずに14巻が読める〜♪♪♪


『Close to You』 柴田よしき 文藝春秋
うーん、面白いのは面白いんだけど。んで、主張にもすっごい共感できるんだけど、うーん……。


『銀扇座事件』 上下 太田忠司 徳間書店
毛利志生子がジュブナイルで、太田忠司が大人の本であるという、日本の書籍事情の不思議さよ。(もちろん、どっちが上とか下とかじゃなく、なんつったら言いのか、この両者をカバーなしで読んでいた場合、それを見た頭の悪い大人は、前者だったら子どもの本なんか読んで、と思ったりするという問題なんですが)
この人の本って、こおゆうノベルスじゃなく、ルビ付のハードカバーで小学館の図書館に置かれてたらいいなあ、と思う。


『周公旦』 酒見賢一 文藝春秋
酒見賢一のデビュー作『後宮小説』はばりげっつい面白い本であった。が、そのあと出たのが面白くなかったせいで、それ以後ぜんぜん読んでない。(しかも孔子のシリーズなんか書き始めやがるし。オレ、孔子って奴、虫唾が走るほど嫌いなのよ。あのアホが目の前にいたら、絶対に延髄斬りいれてやる)
が、図書館の開架でこれを見つけ、ついふらふらと借りてきてしまった。登場人物がみな、『封神演義』のキャラの顔で出てきて困ったが、出てこなかったら絶対最初の30ページくらいでギブアップしていたに違いない。

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