本読み月記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハー
ト文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。

『絶対音感』 最相葉月 小学館
レ♯はミ♭とイコールっての、あれって平均律って一オクターブを十二等分して作った音律に限っての話で、ピタゴラス音律や純正律では違う音なんだって、どひゃー。音名と階名がどっちも「ドレミ」なのは日本だけなんだって、日本以外の国じゃたいてい、音名はCDEFGAHのアルファベットなのがフツーなんだって、どひゃー。オーケストラのキー音って、国や時代によって波長が違うんだって、どひゃー。
とあれこれ目から鱗をぼろぼろ落としてくれる上、「絶対音感持ってるからってなにさ♪」みたいな気持ちにさせてくれる素敵な本でした♪
(おそろしく耳のいい人は、一オクターブを1000分割して聞き分けられるらしい、どひゃー。バイオリニストの五嶋みどりさんの絶対音感におけるC音は440ヘルツだったため、はじめて442ヘルツがキー音のオーケストラと一緒にやったとき、ものすごく気持ち悪くなって大変だったらしい、どひゃー。ちなみにモーツアルトが生きてた頃にゃ、380ヘルツくらいでやってたんだって、どひゃー)

(ピタゴラス音階や純正律音階のドレミファソラシドおよび和音、ここの「音楽に関するエッセイ」コーナーで聴かせてもらえるよん〜♪ 音階は平均律のドレミとの差がイマイチわかんなかったんだけど、和音は確かに純正律版が濁りが少なくて綺麗な音かな?)


『永遠では長すぎる』 ふゆの仁子 オークラ出版
設定自体は好みだったんですが、「おーい、そっちへ行くなよ、行っちゃダメだよ〜」なほうに結局話が進んじゃって……。
身内がこんな事件起こしたなら、主人公のふたりとも、このまま職場に残るのは無理っしょ、ねえ?


『ぬしさまへ』 畠中恵 新潮社
先月読んだ『しゃばけ』の続編。『しゃばけ』は長編だったけど、これは連作短編集。
これもすっごいすっごい楽しかった〜♪ これは買わねば。いつでも読み返せるように蔵書にせねば。(どっちも図書館で借りて読んだのよ)


『推定恋愛』 たけうちりうと 大洋図書
『君を抱くまなざし』 たけうちりうと 大洋図書
『性悪』 たけうちりうと 大洋図書
読んでなかった分を図書館で一気借りした模様。
『推定恋愛』と『君を抱くまなざし』、どっちも挿絵が石原理♪
『推定恋愛』は話自体は好きな話なんだけど、攻の男のイケイケさが…。ホモかヘテロかわかんない男に惚れたんだから、そのへんもうちょい悩んで欲しかった。
『君を抱くまなざし』はアッタリ〜♪ が、これもやっぱり攻の男がもともとホモじゃないんだから、受の男に惚れるとこで一捻り欲しかった。
『性悪』もアッタリ〜♪ 穂高が伊里也に語る伊里也を使って撮りたい映画、これすっごく観たいと思った。(大当たりか大ハズレかどっちかしかないって感じの映画だが)でもこれもやっぱり、攻の男のイクスキューズがいささか物足りない。


『原告側弁護人』 ジョン・グリシャム 新潮社
原題は「RAINMAKER」。って、マット・デイモン主演で映画化されたやつの原作か、これ。
苦学して弁護士資格とった新米なりたてほやほやの弁護士がひょんなことから司法界の超大物弁護士に喧嘩売ることになって最後に勝っちゃうという、とっても気持ちのいいお話でした。



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