本読み月記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハー
ト文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。

『ワイヤレスハート・チャイルド』 三雲岳斗 徳間デュアル文庫
『アース・リバース』 三雲岳斗 角川スニーカー文庫
『ワイヤレスハート・チャイルド』、これ好き〜。舞台設定とかキャラクターとか、ものすごく雰囲気がいい。読んでて実に心地よかった。
『アース・リバース』は角川スニーカー大賞特別賞受賞作品だそうですが、これなんかすっごい退屈だった。。。


『イノセンス』上・下 ジョナサン・ケラーマン 講談社文庫
マイロがちょびっとだけ出てくるので、位置的にはシリーズ番外編か。
母の愛人に虐待されて家出した少年が街中の公園や動物園を転々としながら一生懸命暮らすさまがたまんなかった。犯人が誰かより、この子の行末を案じられ、行け行けどんどんしてしまった感じ。


『スーパーセルフ』 イアン・ウィルソン 未来社
いわゆるニューサイエンス系。
この手のって、まっとうすぎても面白くないし、はじけすぎると痛いし、コリン・ウィルソンとかライアル・ワトソンぐらいのが一番好きなんす。
で、これはわたし的にはちょうどいい感じでした。ええ、人間の潜在能力についてあれこれ書いてる本なんですがね。


『宇宙消失』 グレッグ・イーガン 創元SF文庫
SF。ネタは「不確定性原理」〜。観測者がうんたらかたらっつうアレ。
「シュレディンガーの猫」とかの素粒子力学のあれこれを文系の人間が解釈するとこうなるっつう典型な感じで、本筋は「どうよ?」だったんすが、キャラクターや飾りつけ部分はすっごい愉しかったっす。


『シャドウ・オブ・ヘゲモン』 オースン・スコット・カード ハヤカワSF文庫
裏『エンダーのゲーム』、ビーンを主人公にした『エンダーズ・シャドウ』の続編。
面白い〜。やっぱカードは面白い〜〜。特にサイド、ビーンの出自をさぐる部分がツボでした。
(余談:ちょっと前、うちの弟が持ってるワンルームマンションから店子ちゃんが失踪しまして、本人にも連帯保証人にも連絡がとれんので、法律的手続き踏んで部屋の中身処分することになったんすが、本があったのよ。それもSFばっか。が、あれだけSFまみれでありながら、うちの本棚とかぶってたのは、アシモフとヴォークトくらい(『非Aの世界』と『スラン』。『非Aの世界』はうちのより後に出た新版で状態もよかったのでガメた)。半村良も肝心の『妖星伝』がねえのよ。あ、ディレイニーと山尾悠子も各一冊あったっけ(ディレイニーはうちのと状態おっつかっつの『バベル17』だったが、山尾悠子は持ってない『夢の棲む街』だったので、もちろんガメた)。ヴォネガットもゼラズニイもスタージョンもヴィンジ(両方)もチェリイもカードもマキャフリーも一冊もなし。ああ、こいつとは絶対に話があわんかっただろうな、と)
で、さらに続きが出てんです。『シャドウ・バベッツ』。読まなきゃ〜。借りてこなきゃ〜。


『わからず屋のウインク』 たけうちりうと オークラ出版
どんな話だったか思い出そうとして、検索してファンサイト見つけてそこの作品リスト覗いたところ。
青海圭ってたけうちりうとの別名だったの、どひゃーーーっっっ!!! Gケルプ全三巻、なんかミョーに好きで、購入後に二回ほど起こった本棚大粛清をいまだに生き延びてんす〜。いやもうびっくり。人生の醍醐味(意味不明)。
で、『わからず屋のウインク』ですが、うーん、うーん、イマイチだったような記憶が……。


『空の境界』上・下 那須きのこ 講談社
伝奇ファンタジー、行け行けどんどん、すっげえ面白かったっ、こんなん大好き〜♪
お話自体はまどろっこしいとこもあるんだが、キャラクターの立て方と配置がもろにわたくしのツボでございました。
で、読むまで知らなかったんですが、これ元は同人誌で伝説的人気を博した作品だったそうです、へーほー。



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