本読み月記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハー
ト文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。

『翔佯の花嫁 片月放浪』 森崎朝香 講談社ホワイトハート文庫
第一作『雄飛の花嫁』の閃国初代王とその正妃の孫である二代目閃王のもとに政略結婚で嫁ぐ公主の話。
読後感はものすご〜くよかったが、本物の巴翔鳳が国を捨て従弟が身代わりに立つあたりの事情がどさくさで、クライマックスのためにもこのあたりもっとわかりやすくじっくり語ってもらいたかったっす。


『暗黒館の殺人』上下 綾辻行人 講談社ノベルス
一年くらいの誤差なら騙されていたところだが、30数年というスパンだと、擦れたミステリファンはすぐ気づく。
中也くんの正体にも、ここまでフェアに事情を明らかにされれば、かなり早い時点で気づかざるを得ない。
気づいていても、そのフェアさに、この過去の出来事はどんな風に明らかにされたのか、この二つの時間を作者がどう統合するのか、そこんとこが楽しみどころだなと期待して行け行けどんどん読み進んだんですが。

こりゃあねえだろ、綾辻よおっっ!!

さらに不服を言うなら、あの入れ替わり、あれはやりすぎ。(というか、火事で死にかけて記憶を失った、ということをもっと早く明らかにして、その後も何回か念押ししとくべきだったと思う。これが遅すぎたせいでこのあたりの事情がバタバタになり、入れ替わりも蛇足みたいな感じになったと思う)
ところで滅多に鏡を見ないがゆえに鏡に映ってるのが自分だと気づくって話、ブラウン神父にあったよね。


『間宮兄弟』 江國香織 小学館
ファイヤー!の金持ち兄弟みたいな兄弟が仲良くあれこれ愉快な事件を起こす話かと思って借りてきたら中身はカタギの兄弟の話でしたが、ほっこりと楽しい物語っした。
特に兄弟とお母さんのほのぼのした関係がよかったっす。
女の子では、レンタル屋でバイトしてた女の子の妹が感じよかった。


『黄金蝶ひとり』 太田忠司 講談社
ミステリーランドシリーズなので青。
すんごいキュートな話♪ これ、好き好き大好き〜♪♪♪
これは和也(甥、15歳)にむっちゃ読ませたいっっ!!


『藍の悲劇』 太田忠司 祥伝社
色つきのシリーズ第三作目。
このシリーズ、桐原がうっとうしくてあんまり好きじゃないんす。
心の中で悪態ついたりするときだけ、千鶴がベタ名古屋弁になるとこが好き。
次回『男爵最後の事件』だそうなので、犯人はやはり『ドルリー・レーン最後の事件』とおんなじ趣向かな?


『トリガー 凶星の歌』 霞田志郎 小学館
太田忠司の作中人物である本職作家の素人探偵霞田志郎の作家としての仕事。
という体裁を隅々まできちんととってるとこが楽しかった。
というとこと、挿絵が山田章博だったとこだけが楽しかったっす。
(だってこんな話、耳タコというか、いままで腐るほど読んだんだもの…)


『蛇の形』 ミネット・ウォルターズ 創元推理文庫
図書館。
事件が起きてから20年後、亡くなった被害者の単なる隣人であったミセス・ラニラが死の真相をつきとめる物語。
ミネット・ウォルターズにハズレなし、と思ったのは覚えている。(2007.1)


『とっても不幸な幸運』 畠中恵 双葉社
図書館。
新宿の酒場が舞台、だったのは覚えている。基本的に店が舞台、そこに集う人々の人間模様みたいな話は苦手だが、これはすっごい愉快だったのも覚えている。そのうちもっぺん読み返そう。そうしよう。(2007.1)


『野十郎の炎』 多田茂治 葦書房
図書館。
「開運なんでも鑑定団」で高島野十郎という画家のことを知り、画集はないか図書館探したら、画集はなかったがこの伝記があった。
これも面白かったが、画集が欲しい。むっちゃ欲しい。この人の風景画、内田善美とちょっとテイストが似ている。(2007.1)

 

『鳥姫伝』 バリー・ヒューガート ハヤカワFT文庫
『霊玉伝』 バリー・ヒューガート ハヤカワFT文庫
『八妖伝』 バリー・ヒューガート ハヤカワFT文庫
図書館。
で読んだあと、ブックオフで購入。
アメリカ人、しかも白人が書いた、中国ファンタジー。が、面白い〜っっ!! 超面白い〜っっ!! キャラもいいがストーリーもげっつ愉快。(2007.1)


『ため息の温度』 国枝彩香 竹書房
N塚長姉に借りてから購入…したんだっけか? いま本棚探してなかったけど、2005年9月〜2006年6月までの、未整理の山の中にあるのかも…。
ともあれ、借りて読んで「これ買わな」と思ったような気がしたのは覚えてるんだが。(2007.1)


『少年陰陽師 其はなよ竹の姫のごとく』 結城光流 角川ビーンズ文庫
新品購入。
番外編集。4編入り。中身はそのうち読み返そう。(2008.5)


『アスラクライン2 夜とUMAとDカップ』 三雲岳斗 電撃文庫
新品購入。
合宿編。そうか、柱谷先生の奥さんが悪魔だったのは、この巻か。(2008.5)


『宝はマのつく土の中!』 喬林知 角川ビーンズ文庫
新品購入。
このへんからもう聖砂国うろうろしてたのね。(2008.5)


『八犬伝』13、14、15 碧也ぴんく 角川書店
古本購入。(2008.5)


『エルヴァインの末裔』 雨川恵 角川ビーンズ文庫
新品購入。
アダルシャンシリーズ。(2008.5)


『骨の島』 アーロン・エルキンズ(訳:青木久恵) ハヤカワ文庫
新品購入。
スケルトン探偵ギデオン・オリヴァーシリーズ。なんかいまいち…。
ところで最近レンタル始まったアメリカドラマの「ボーンズ」、まだ見てないけど、主役は女性だがすっごいこのシリーズと似てる。面白いんだろうか。(2008.5)


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