本読み月記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハー
ト文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。

『魔王』 伊坂幸太郎 講談社


『金の髪のフェンリル 生まれいずる者よ』 榎田尤利 講談社X文庫
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『砂漠の王』の続編。


『ファーシーアの一族 真実ヴェリティの帰還』上下 ロビン・ホブ(訳:鍛冶靖子) 創元推理文庫
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三部作完結編。
晴れ晴れとした大団円ではなかったのに、やりきれない気持ちとかはまったくなく、充実した読後感に見舞われた。
あとがきによると、シリーズ続編が既に書かれているらしい。「Tawny Man」シリーズで、主人公はやはりフィッツ。読みたい、読みたい、早く読みたい。


『ノー・セカンドチャンス』上下巻 ハーラン・コーベン ランダムハウス講談社文庫


『蒲公英草紙 常野物語』 恩田陸 集英社
常野物語の外伝。常野物語はかなり好きな話なのだが、一度一気に読んだきりなので細かいことなんかてんで覚えちゃいなかったので、外伝をもったいない読み方をしてしまった。本編読み返してもっぺんこっち読も。


『ロックンロール七部作』 古川日出男 集英社
こーゆー形式の話、むっちゃ好きっす。たとえば筒井康隆の『虚構船団』でいたちの歴史編んとこがいっちゃん好きだった人なんかにはこれお薦め。
あと文章がいいっす。こーゆー文、むっちゃ好きっす。


『水底の森』 柴田よしき 集英社
三文小説。くだんねー。どうしたんだ、柴田よしき?


『エラゴン 遺志を継ぐ者』 クリストファー・パオリーニ ソニーマガジンズ
来年鳴り物入りで公開されそうな剣と魔法のファンタジー「エラゴン」の原作第一巻。
映画化情報をスポニチの芸能欄で見て借りてきた。
面白い。
面白いんだが、うーん、コラージュ? パーンの竜騎士とエディングスの両サーガ、特にベルガリオン&マロリオン物語に指輪物語の、パオリーニがすっごい好きな部分の切り張りコラージュ?(素材として選んでる部分の趣味はいいんだがな)


『君がぼくに告げなかったこと』 図子慧 祥伝社文庫
『蘭月闇の契り』からほぼ五年ぶりの図子慧新刊。
一人称小
説。あらすじはここ参照。語り口がとにもかくにも心地よい。やっぱり図子慧の文章って好きだ。学校の女事務員さんとの会話部分とか、父親の再婚相手との和解部分がよかったっす。ほんで、今度はこんなに間を空けずに新刊出して欲しいっす。


『雨柳堂夢咄』11巻 波津彬子 朝日ソノラマ


『ランブルフィッシュ10 学園炎上終幕編』 三雲岳斗 角川スニーカー文庫
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シリーズ最終巻。よい結末だったんだけど、最後に白石奈緒、深見将利、折原彩那のからくりが明らかになるところ、いまいちすっきりしなかった。(2008.5)



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