本読み月記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハート文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。

『古王国記1 サブリエル 冥界の扉』 ガース・ニクス 主婦の友社
『古王国記2 ライラエル 氷の迷宮』 ガース・ニクス 主婦の友社
『古王国記3 アブホーセン 聖賢の絆』 ガース・ニクス 主婦の友社
図書館。
高い壁に囲まれた古王国。外の世界とは違い、王国の中では魔法が機能する。かつては王家が統治していた古王国だが、王家は絶えて久しく、ネクロマンサーが冥界から呼び戻して奴隷化した死霊がいたるところを跋扈する。死霊を冥界に送り返すことができるのは、代々のアブホーセンのみ。
第一巻は壁の外の寄宿学校で育ったアブホーセンの娘サブリエルが父の危機を知り、古王国に戻って父の跡を継ぐ物語。
第二、三巻は、一巻の十数年後くらいから始まる。第一巻で王家を途絶えさせた元凶は封じられたというのに、古王国のあちこちで再び封じの石が壊され始める。古王国に住む未来を見る一族に生まれながら未来を見る力を持たない女性が、一族が先視したビジョンに姿があったがゆえにその場所へと送り出され、その途上サブリエルの息子と袖擦りあい、過去に封じられたが再びこの世に甦ろうとする巨大な力の復活を阻止しようとする物語。

アブホーセンおよびネクロマンサーの道具である七つのベル。猫のモゲットと「不評の犬」。フリーマジックとチャーター魔術。古王国の混沌とした抑えるための要石チャーター・ストーン。基本的には面白かったのだが、古王国に人が住んでそうな感じがしないとこが不満。壁の向こうにはちゃんと人がいるのにねえ。夢見の一族がどうやって食べ物を手に入れてるのかも不明。この国、畑とかありそうな感じがぜんぜんしないのよ。


『空は、今日も、青いか?』 石田衣良 日本経済新社
図書館。
エッセイ集。R25世代という言葉をこれで初めて知った。
あちこち共感できる部分はあるものの(が、単なる共感であって、「そうか、そういうものの見方もあったのか…」と膝を打たせてくれることはなかったし、もっとささやかになんらかの出来事やモノに対する独自の感想もなかった)、突っ込みいれたくなる部分も多かった。
というか基本的に素人の日記クラスで、「これ、本にする必要あったんか?」なエッセイ集。


アダルシャン・シリーズ シェーンベルムの騎士』 雨川恵 角川ビーンズ文庫
新品購入。
シリーズ七巻。前巻で帝国の兵士に攫われたユティを取り戻すため、アレクシードは帝国の首都を目指す。
いま気づいたんだが、根っからの政治人間である異母兄と、異母兄の手足となって働く軍人の異母弟って、頼朝と義経みたいだ。このシリーズが目指しているのは、ハッピーエンド版源兄弟かもしれない。次巻が最終巻だそうだ。カタルシスのある大団円を期待する。


風の王国 臥虎(がこ)の森』 毛利志生子 集英社コバルト文庫
新品購入。
風の王国シリーズ9巻。
やっと朱瓔とサンボータがくっついてくれた♪ このふたりいい感じだと思ってたのよ♪
ところでこのシリーズは唐からチベット王に嫁いだ文成公主を下敷きにしている。で、「文成公主」でググってみたところ。
史実通りだと、翠蘭の出産後、まだ子供が幼いうちに、リジムは若死にしてしまうらしい。そして翠蘭は舅であるソンツェン・ガンポと再婚することになるらしい。どひゃー。
この先どうなるんだろ、どうなるんだろ、史実を知ってさらにドキドキ。
あとがきによると、『故事馬百話』(多久弘一・ちくま文庫)に載ってたネタだと断った上で、「『馬肥ゆる秋』というのはもともと、夏にたくさん草を食べて元気になった馬に乗って、北方民族が秋の収穫を奪いに来るぞ〜という意味合いだったらしい」とあった。へえへえへえへえへえ…(90へえ)。


『運命の鎖』 北川歩実 東京創元社
図書館。
特殊な条件を下敷きにした上での推理ものとしてわたしが最初に思い浮かぶのはアシモフの『われはロボット』だ(ひどい映画だったね、「アイ・ロボット」)。推理ものではないが、銀河帝国シリーズでも、「ファウンデーション」という仕掛けの上での「そうだったのか〜っ!!」で凄い楽しませてもらった。(がアシモフ、こういう特殊条件なしの普通のミステリは全然面白くなかった)
で、『運命の鎖』だが、『われはロボット』における「ロボット三原則」にあたるのだが、この本における「アキヤ・ヨーク病」という遺伝病だ。この遺伝病の因子をもっているかもしれない男が精子バンクに精液を提供したことから起こるさまざまな謎なのだが。
なんか、ほんと、パズルみたいだった。純粋推理としては面白いんだが、キャラがまったく立ってない。謎を提起し、謎を解決するための、便宜上の登場人物たち、という感じ。AとかBとかでもいい感じ。
が、推理ものとしては確かに面白かったので、他のも読んでみよう、そうしよう。


『雨恋』 松尾由美 新潮社
図書館。
海外に赴任することになった叔母に頼まれて、彼女が買ったばかりのマンションに住んで二匹の猫の世話をすることになったサラリーマンの甥。
が、雨の降る日に限って猫の様子がおかしい。いぶかしんでいたところ、ある雨の日ついに女性の声が聴こえてきて…。
普通のサラリーマン青年が幽霊に頼まれて彼女の死の原因を探索することになるミステリ。
真相は「たぶんそうじゃないかな〜」と最初に思った通りだったが、それまでの探索の途中で出てきた小さな謎がひとつまたひとつと解かれていくのは楽しかった。またささやかな謎が解かれていくにつれ、最初はまったく見えなかった彼女が足先から順番に見えるようになってくところが目新しかった。登場人物で愉快だったのは、オタクの警官。


『新・魔獣狩り』9、10巻 夢枕獏 祥伝社NONノベルス
新品購入。
本屋で平積みされている10巻見て、「お、出た〜」と帰ってから楽天ブックスに注文しようとして(ここ経由で楽天ブックスで買うと、定価の1%の楽天スーパーポイント以外にここのポイントが定価の5%分(10%って書いてあるけど、ここ2ポイント=1円だから)貰えるのよ。しかも楽天ブックス、400円の文庫本一冊買っても送料無料だし)、一昨年出てた9巻もまだ買ってなかったことが判明。二冊まとめて注文し、ついにシリーズ最初の『魔獣狩り(淫楽編)』からの読み返しに突入してみた。『魔獣狩り』1巻が出たのは昭和59年。1984年か22年前か〜。ティアドロップ型黒サングラスにトレンチコートの著者近影に爆笑したわ。ある意味見事な若気の至り。それにしても初版出たのが昭和59年で、うちのは昭和60年発売の版なんだが、ぬゎんと第59刷! 当時どんだけ売れたんだ?(ちなみに二年遅れで買ったシリーズ21の新・魔獣9巻は初版でした。楽天が山ほど在庫抱えてただけか、本屋に並んでるのもまだ初版なのかは不明だけど)
新・魔獣9に入るまで、相当飛ばし読みしても一週間かかりました。あははは、ひるこのことなんか忘れてたわ〜。シリーズの最初のほうは克明に記憶に残ってるのに、新・魔獣に入ってからなんて全然覚えてなくて、あはははは、ほとんど初めて読む本だったわ〜。
ほんで、9巻10巻です。10巻の寿海と夜血の別れのシーンでは泣いてしまいました。が、「寂しさに負けて夜血を作ってしまった」んじゃなかったっけ、寿海? そんで卑弥呼の黄金というか徐福の黄金は「世界樹」の根元に埋まってるらしいですが、つうことは行き着く先は「枯野」(古事記の仁徳天皇んとこ参照)かな?(= ̄∇ ̄=)  それにしても半村良の『妖星伝』んときも思ったが、そんなに大量の黄金がいきなり世の中に出てきたら、金価格大暴落すっぞ。そういえば「新・魔獣」では徐福が実は女性だったが、「妖星伝」では百済の恵王が実は女だったな。それとすいません、腐鬼一族の蓮華水さまですが、7巻だったか8巻だったかで黒御所空海と猿翁が彼女を訪ねたという記述はあるけど訪問シーンは飛ばされてたので、「ひょっとしてひるこ=蓮華水さま!?」とか恐ろしいことを考えてしまいました。

ほんで長年の疑問をいま思い出し、ググってみたら解明されました。半村良の捏造じゃなく、ほんとにあったのね、「不受不施派」。ブラボ〜、ウィキペディア
ところで今回読み返してたら、毒島獣太が佐藤浩一のビジュアルになってて困ったんですが。(もしドラマ化されるとしたら、北村一輝あたりが嬉々として演じそうですが)


『精霊の木』 上橋菜穂子 偕成社
図書館。
ブックスアミ府大前店にでこの人の本がいっぱい平積みしてあるのに遭遇、図書館の蔵書調べて、一番古いを試しに読んでみた。
バリ、ギザ、アタリっす!!!
SF。汚染されつくして住めなくなった地球を脱出した一握りの人々が植民したある惑星のひとつが舞台。
この星に普通に暮らしていた少女リシアが奇妙な夢を見るようになり、その夢のせいで、自分がこの星の先住民族でなぜか衰退して滅んだロシュナール人と植民した地球人との混血であり、自分がロシュナール人にたまさか現れる<時の夢見師(アガー・トゥー・ナール)>であることを知る。そして過去を夢見ることで、ロシュナール人もまたある事情から別の星からこの星に移り住んだ人々だったことを知る。彼らの移住の目的は、故郷で育たなくなった精霊の木(リンガラー・ホウ)をここで育て、その種を故郷に届けること。そして故郷の人々が精霊の道(リンガラー・カグ)を渡してその実を受け取りに来る時が、身近に迫っていることも。
移民局の暴挙はちょっとおおざっぱすぎる気もしたが、そこだけで、あとは細かいところまで神経の行き届いたむっちゃいい小説です。他のも読む、絶対読む。



『五次元世界のぼうけん』 マデレイン・レングル あかね書房

小学校のときに図書館で借りて読んで、ずっと読み返したかった本。
が、『五次元運動の謎』と覚え間違えしていたせいで、長年再会できなかった。
が、「五次元」「児童書」でググってみてやっと正しいタイトルが判明、図書館にあったので借りてきた〜♪
スカートのすその虫が同じスカートの上だけど離れた場所に一歩も歩かずに移動する方法についての説明を、わたしは長らくワープについての説明だと思い込んでいたが、五次元運動についての説明だった。(97頁参照) が、いま読み返しても、やっぱり見事な説明だった。(原題は「A wrinkle in time」。直訳すれば「時間の皺」)
一次元が線、二次元が平面、三次元が平面×高さ、四次元がそれに時間を掛けたもの、というのもこの本で知った。メシエ星表という言葉もこの本で初めて知った。(かな? その前にウルトラ兄弟解説ものとかで読んだんだっけ?) 主人公メグの教養の偏り部分も記憶どおりだった。アインシュタインのE=MC2って方程式を初めて見たのはそのくだりだった。
そして最初のほう、ミューリ家の夜食部分〜♪
わたしが小学生だったのは、1967年から1973年。
小学校を出たときには風呂はガス焚きに変わっていたが、入学した頃は店で売る魚が入っていたトロ箱解体したのを燃料に釜で焚いていた。
都市ガスが来たのも小学生の途中だった。それまではプロパンだった。しかもうちには竈があり、ご飯とか茶粥とかはそこで炊いていた。(これの燃料も解体したトロ箱だったような…。いや、そんなはずはない。そんな臭いもの、風呂焚きはともかく、炊事場で使うはずがない。果物とか野菜とか、昔はもっと色々、木箱入りで卸されてたのかな?)
小学校二年生頃まではそろばん学校の庭のところに週一か二で紙芝居が来ていた。
たこ焼きは小学校一年生の頃は4個10円で、それが3個10円になったが、3個10円時代はけっこう長く、小学校を卒業する頃もその値段だった。
初めて生クリームのショートケーキを食べたのは、小学校四年生くらいのとき、同級生の誕生会にお招きされたときで、それまでバタークリームのしか知らなかった。同級生ん家で出たのはイチゴの載ったホールサイズのケーキで、下のスポンジまでむっちゃ旨いっ!と愕然とした。(アイスクリームケーキは保育所くらいのときに食べている。じいちゃんかばあちゃんが、たぶんデパートで買ってきたと思うからじいちゃんかな? が買ってきたの)
レタスも売られ始めの頃は、味塩をかけて食べるものだった。
チーズといえば、雪印の北海道チーズか、6Pチーズしかなかった。
サンドウィッチの具だって、焼いた卵か、ハムか、キュウリであった。
そんなところへ「レバーペーストとクリームチーズのサンドイッチ」っすよっ!! 「オニオン・ソルト」っすよっ!! もうどんだけ味を想像したことか〜〜〜。(レバーペーストは高校生か大学生の頃、千成屋で缶詰か壜入りのを見つけて「レバーペーストだっ!!」と購入した。が、味にがっかりした。本当に美味しいレバーペーストに出くわしたことはまだない。「ここのは美味しいよ♪」という方、いらっしゃいましたらご一報ください)
で、ストーリーですが、メグが弟を助けるところはきちんと記憶に残っていたんだが、なぜか記憶ではミューリ氏とミューリ夫人の再会までが付け足されてた。家の裏の野菜畑に着いたとこで終わりだったとは〜。


『芸人お好み弁当』 吉川潮 講談社
図書館。
朝日新聞の読書欄にこの著者の最新刊『芸能鑑定帖』が紹介されててちょっと読みたいと思ったが、図書館にはまだ入っておらず、ある中からとりあえずこれを借りてきた。
「オプラ」という雑誌に連載されていたもので、挿絵は山藤章二。毎回、著者が大好きだったり物申したかったりする芸人をひとりづつタイトルにし、思うところをあれこれ書いたもの。
今年の八月、初めて落語をナマで観た。立川志の輔独演会「らくごのご」。ごまうさぎの女将いずみちゃん(酒井若菜って誰かに似てるとずっと思ってたんだが、こないだ「スカJ」にゲスト出演してるのを見て、やっとわかった。いずみに似てんだ)が、一緒に行くはずだった友だちが行けなくなったため、誘ってくれたのだった。前から五番目センターというものすげーいい席で、嬉しいよりビビった。志の輔さんのことは「ためしてガッテン」でしか知らない。「ガッテン」の志の輔さんは大好きだが、落語を聴かせてもらうのは初めてだ。「タイガー&ドラゴン」放映中、図書館にある落語のビデオを何本か借りてきて観て、名人だったり評価が高かったりする人でも面白くないことがあることは思い知らされている。「どうしよう、センター前から五番で寝そうになったら…」。
すいません、超失礼なこと考えてて。
すんげー面白かったのよ。「しかばねの行方」っつう創作落語と、「狂言長屋」っつう古典の二本立て。「しかばねの行方」は死体がうろうろさせられる「ハリーの災難」みたいな話で、「狂言長屋」は途中に狂言師とのコラボが入って、どっちも死ぬほど笑ってきました。
で、図書館さがしたら、「志の輔らくご両耳のやけど」という古典集CDが全10巻みつかり、ちょこちょこ借りてきて5巻まで聴いたとこです。こん中では「井戸の茶碗」が景気のいい話で一番好きっす。
閑話休題。
で、この本読んで、志の輔さんが立川談志の弟子だと初めて知りました。いわれてみれば立川だ、あはは。女流落語家桂あやめという人のこともこの本で初めて知りました。聴いてみたいです。今は亡き名人方のも聴いてみたいです。名人方のはたぶん図書館にもあるだろうし、インフォシークの番組検索で検索してみたら、テレビでもけっこう聴けるみたいです。あれこれ聴いてみよ〜。


『ララピポ』 奥田英朗 幻冬舎
図書館。
連作短編集。最初の話で脇役で登場した人が、次の話の主人公になっていく、という形式。
上の部屋から聴こえてるあえぎ声だけが楽しみになっていた引きこもりの男が久しぶりに鏡を見て自分が引きこもっていた原因に気づかされて性欲処理のためにつきあっていた女性を殺そうとしたり、その男の上の階に住んでいたキャバクラやAVの駆け出しスカウトマンが親子ドンブリAVに知らずに本当の母と娘を斡旋してしまってそれに気づいてパニックして車にはねられたり、斡旋された母親のほうが家の中の秘密を隠すために放火犯の青年にどうせ燃やすならうちを燃やせと迫ったり、救いのない話が多いのだが、テープライターのかたわら、自分のセックスシーンを相手の男性には内緒で隠し撮りし、それをそういう店に売っている女性の話には、なんともいえない奇妙なカタルシスがあった。なんなんだろ、この妙な気持ちよさは。


『月の森に、カミよ眠れ』 上橋菜穂子 偕成社
図書館。
『精霊の木』がよかったので、その次に書かれたこれを借りてきた。
律令制が敷かれてしばらくした頃の日本の山近い村が舞台。
カミの領域とヒトの領域のせめぎあいを描いた、ハードなファンタジーであった。


『精霊の守り人』 上橋菜穂子 偕成社
『闇の守り人』 上橋菜穂子 偕成社
図書館。
これはシリーズもの。異世界ファンタジー。
『精霊の守り人』は、短槍を使う女用心棒バルサが、憑きもののせいで皇家直属の暗殺者に追われることになった第二皇子チャグムの母に雇われ、皇子とともに逃亡しながらも、昔馴染みの薬草師タンダやその師匠の呪術師トロガイに助けられながら、皇子に憑いたものの正体を調べ、皇子を救う物語。
『闇の守り人』は、幼い頃、時の国王の謀略のせいで、義父とともにひそかに逃亡せざるを得なかった故国に二十数年ぶりに戻ったバルサが、義父に着せられたいわれなき汚名や祖国唯一の高価な産出物ルイシャにまつわる陰謀に出くわす物語。
図書館の児童書コーナーの棚に、まだ続きがいっぱいあるんだ〜♪♪♪ まだまだ読めるんだ〜♪♪♪

円環少女(サークリット・ガール)3 煉獄の虚神(下)』 長谷敏司 角川スニーカー文庫
図書館。
相似大系の魔術ってイメージしにくかったっす。図形、苦手なのよ。
グレン・アザレイって「勝てる気がしねえっ」な敵だったが、いや、見事っした。どんだけレベルあげて挑んでもかなり苦労させられる、でも倒せないわけではない、ラスボスの強さの設定の見極めが見事なRPGのラスボス戦に近い決戦でした。
ああ、もう一巻から読み返したくなっている。買わなきゃ〜。ブックオフ回ってなければ新品注文だ〜。


『幸せな食卓』 遠藤淑子 白泉社ジェッツ・コミックス
新品購入。
○べさんが「遠藤淑子の新刊出てるねん」と言ってたので探してみたら、○べさんが言ってたのは文庫で再版された『だからパパにはかなわない』らしく、遠藤淑子はうち『王室スキャンダル騒動』から全部あるのでもちろん『だからパパにはかなわない』も1993年度版があったんですが、調べたおかげで今年2月に出てたこれにやっと気づきました〜。ありがとう、○べさん。(これを導入するちょっと前に出てくれてやがったらしい。これを使いだして以来、取りこぼしはめっきり減ったが、それでもたまにこれにひっかからないことがある。なぜだ、ブック・スケジューラー?!)
売れない演歌歌手と三人の子供たちのファミリーコメディ。いいよ、いいよ、やっぱ遠藤淑子はいいよ〜♪
それにしてもノーザン・ライト・スープレックス・ホールドか。ひさしぶりに見たよ、この技名。馳浩っつうプロレスラーがいたことも久しぶりに思い出したよ。(好きだったんだけどな、馳浩。最初に奴にがっかりしたのは、愛読書って『源氏物語』の現代語訳版を持ち出したあたりかな。その後もわたしが大っ嫌いな高見恭子と結婚しやがるわ、議員になりやがるわ)(いまウィキペディアで確認したら、愛読書の『源氏物語』は原典版らしい。ありり? わたしの記憶の中では現代語訳版だったんだが…)(ジェンダー・ハラスメントなのは承知の上だが、いくら原典版だろうが現代語訳だろうが、『源氏物語』愛読してる男ってどうよ?)


『鋼の錬金術師』15巻 荒川弘 スクエアエニックス
新品購入。
月刊ガンガンで読了済みの分。数ヶ月前から月刊ガンガン買わず、立ち読みも我慢してるので、次の巻の途中くらいから、未読部分に突入できるかな。
で、イシュバールの殲滅戦の追想編。月刊ガンガンでこまぎれに読んだときもきつかった部分だが、まとめて読んだらさらにきつかった。



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