本読み月記


【ジャンル分け】 元々日本語で書かれた大人向け小説
元々日本語で書かれたジュブナイル小説。
日本語で書かれた小説以外のもの。

元は外国語で書かれていて、翻訳されたもの。

乙女のためのホモ小説
コミックス

われながら、なんつう荒くたい分け方であることよ。
ええっと、大人向けかジュブナイルかは、出版元の意向そのまんまです。角川スニーカー文庫とか講談社ティーンズハート文庫とかコバルト文庫とかは、どんだけ立派な作品でもジュブナイルに入れてます。逆もそう。

レヴィローズの指輪 奈落の女王』 高遠砂夜 集英社コバルト文庫
レヴィローズの指輪 ローティアスの天秤』 高遠砂夜 集英社コバルト文庫
レヴィローズの指輪 夜明けのオルドール』 高遠砂夜 集英社コバルト文庫
レヴィローズの指輪 薔薇の終焉』 高遠砂夜 集英社コバルト文庫
レヴィローズの指輪 最後の遺産』 高遠砂夜 集英社コバルト文庫
レヴィローズの指輪 黎明の欠片』 高遠砂夜 集英社コバルト文庫
図書館。
読んでない分けっこう溜まってきたな、と一気借りして、一気読みしたら、完結してしまった、びっくり。
ひとつの図書館で借りられるのはひとり10冊までで、これを見つけたときには予約の順番回ってきた本とか既に4冊持ってて、背表紙裏の既刊リスト見ながら、並んでる中で一番新しいのから逆順に6冊選んだのだが、いま自宅検索したら、『奈落の女王』のすぐ前がぴったり一昨年1月に読んだ『リルファーレの冠』だったことにもいまびっくり。
『夜明けのオルドール』のみ番外編。あとは本編。
レヴィローズにとっては初めての代替わりなので、シャンレインが新たなレヴィローズとなってレンドリアは一度は消滅するものの、新たなレンドリアが先代の記憶をそのまま保持してまたもやジャスティーンと契約、みたいなお気楽な結末を予想してたのに、いや、想定外の結末でした。びっくりしました。ハッピーエンドはハッピーエンドなんだけど、なんか刹那的なハッピーエンドでさー。


『作家の猫』 コロナ・ブックス編集部 平凡社
図書館。
猫を飼った作家や著名人の猫の写真に縁の人のエッセイをつけたエッセイ写真集。
熊楠の猫の絵がギザ可愛い。中でも奥さんと猫が一緒に寝てるとこ描いた絵がたまらん。写真では熊谷守一という絵描きさんが愛猫とごろんと昼寝してる写真。室生犀星と猫が一つ火鉢に当たってるのとか、大佛次郎の飯やり写真とか(壮観)とかもたまんなかったっす。エッセイでは武田花のがよかった。表紙は中島らもんとこのとらちゃん。
巻末に「猫の名作文学館」という猫の登場する作品を書いた作家の一覧があるのだが、庄司薫の『僕が猫語を話せる訳』が載ってなかったのが遺憾である。


眠る探偵V 傀儡くぐつの巫女』 榎田尤利 講談社ホワイトハート文庫
図書館。
探偵の娘笑ちゃんとティナの会話部分が楽しかった。
ところで探偵の奥さんが亡くなったあと、なんで奥さんのお兄さんが笑ちゃん預からなかったんだっけ?


『風の王国 花陰の鳥』 毛利志生子 集英社コバルト文庫
新品購入。
番外編。ソンツェン・ガンポとリジムのお母さんティモニェンの馴れ初め編。
ソンツェン・ガンポ、ここではレジン、いや素敵っす。若い頃もやっぱ素敵っす。この番外編から本編までの間にティモニェンは亡くなるはずなので(死んでたよね?)、単発かな? でも単発なら、最後に数行でも、その後のエピソードを入れてほしかったな。
余談。この前の巻についてた応募コードで応募して今年もコバルトカレンダーが当たりました〜♪(ブツはまだ。今回から携帯から応募できるようになって、そっちで応募したら、こないだアタリメールが来たの♪)


『デッド・ディテクティブ』 辻真先 講談社ノベルス
図書館。
新興宗教の幹部の愛人だった女の子が、死後、その宗教のシンボル的存在であった少女の殺人容疑をかけられ、死後の七日ごとの審判で詮議されるミステリ。
14頁に載ってる死後予定表が興味深かった。知らんかったわ〜。閻魔さんとこが35日目だったのか、へーほー。←ウィキペディアで「十王信仰」とこ見たら出てくる。
死後審判ミステリってのと死後の旅路部分は面白かったが、元の事件そのものは、お手軽な犯人宛クイズものみたいな事件でいまいち面白くなかった。


『僕たちは歩かない』 古田日出男 角川書店
図書館。
東京山手線。電車が一周するには61分。それがなんの原因もなくなぜだか2分多くかかったとき、次の駅で降りると、見知った駅であるのにそこは一日が26時間の別の東京。
2時間多い東京の、とある無人のレストランの厨房に集うことになったフレンチシェフの卵たち。24時間の東京で彼らが働く店に出没する、常に前菜を二皿、デザートを一皿注文する、謎の初老の客。ところがいつまでも続くと思われたその中、集う仲間の一人が姿を見せなくなる。24時間の東京で調べ、彼らは彼女の訃報を知る。彼らは彼女を救うため、26時間の東京にさらにつながる冥界へと向かう。
冥界に向かうあたりからなんかテイストかわったし、ホリミナの出した結論も予定調和な感じだが、そこまでは実にわたし好みの奇妙な味わいの物語。


『東方美人2 千年王国』 かわい有美子 心交社
図書館。
アンドロポフ体制下のソ連。西ベルリンに派遣されたソ連のスパイ同士のロマンス。
いま調べたらアンドロポフが書記長だったのは1983年〜84年。次が一瞬チェルネンコ。その後ゴルビーが書記長に就任してペレストロイカが始まって、ベルリンの壁崩壊が89年か。
アレクセイが暗殺を命じられた亡命者夫妻が、サエキの示唆で自死するところでこの巻は終わっている。たぶんかわい有美子の中で、その後のハッピーエンドまでの道筋はできあがっていると思う。それが読みたい、続きが読みたい。(ひょっとしたら続編は同人誌で書かれてて、もう完売してたりするのか?)(この後、サエキが更迭されるか、行方不明になるかして、ソ連が民主化したあとで2人が再会しそうな感じがするのだが、当たってるかな?)


『チャリオンの影』上下 ロイス・マクマスター・ビジョルド(訳:鍛冶靖子) 創元推理文庫
新品購入。
ファンタジー。シリーズもの。
単発の『スピリット・リング』がイマイチだったのでどっかなと思ったのだが。

やめられない、とまらない〜♪

尾羽打ち枯らした男が少年時代小姓を勤めていた藩(国>藩>郡>荘>郷)に戻ってくる。彼の名はルーペ・ディ・カザリル。優秀な軍人であったが、二年前、陥れられてガレー船の奴隷に貶められていた。
彼のことを覚えていた藩妃の娘はチャリオンの前王の王妃であり、前王妃の子が王位を継いだあと、王の腹違いの弟妹にあたる子供たちを連れ、実家に戻っていた。藩妃はカザリルを孫の片方、国姫イセーレ付の執事とする。ところがイセーレとその弟に首都に戻るようにとの要請が下ったため、カザリルもまた、彼を陥れた敵の待つ都へ赴くことになる。
イセーレの結婚相手である隣国の王子の過去が明らかになるとこなんか、ほんともう、むっちゃくちゃ気持ちがよかった。
訳者あとがきによると、この第一作はミソピーイク賞というのを受賞しているが、イセーレの母イスタが主人公の続編『Paladin of Souls』はヒューゴー、ネビュラ、ロカース三賞総なめにしたのだそうだ、どひゃー。

早く読みてえっっっ!!!


少年陰陽師 嘆きの雨を薙ぎ払え』 結城光流 角川ビーンズ文庫
新品購入。
珂神編4。ラスボスはひょっとして真赭か? ほんで六合と風音はハッピーエンドすんのか?
アニメの主題歌「笑顔の訳」買ってしまいました。鋭意練習中。でも難しいよ、この歌〜。


『舞姫 テレプシコーラ』10 山岸凉子 メディアファクトリー
新品購入。
ブックスケジューラーでなんで山岸凉子がいつもいつもヒットしないか判明しました。「山岸涼子」と打ち込んでしまっていたからです。「凉子」だったのか〜。初めて山岸凉子読んだのは小学生のとき、かかりつけの歯医者の待合室にあった…。ありり? いまウィキペディアで調べたら第一部は「りぼん」、第二部は「花とゆめ」で連載とある。ほんじゃ歯医者じゃなく家で読んだんじゃん。「りぼん」は買ってたもん。それともまだ「なかよし」だった頃で、歯医者に「りぼん」があったのか? 「花とゆめ」での連載も覚えてない。「花とゆめ」初めて手にとったのは、やっぱり医者の待合室、いま順子が勤めている岡本外科でだったはずだが(昔からここに勤めている人情報なのだが、岡本外科に関ジャニ∞の錦戸亮が来院したことがあるらしい。「珍しい名前だし、綺麗な顔だったから覚えてた」そうなのだが、本当か? 本当なら、なんで堺くんだりの小さな医院に来たんだ? 岡本外科より南に一キロほど行ったあたりにTOKIOの城島の両親が住んでるそうだが、その関係だったりするのか?)、美内すずえの「白ゆりの騎士」が載ってたことしか覚えていない〜。「妖精王」は「Lala」だっけ?「花とゆめ」だっけ? 初めてコミックス買ったのは「日出処の天子」である。
で、何が言いたかったかというと、「アラベスク」からン十年、わたしは「山岸凉子」を「山岸涼子」だと思いこんできてたんですね…。
第一部完結編。千花ちゃんがあんなことになるとは、想像だにしていませんでした。靭帯損傷してからの不幸の数珠つなぎは、読んでてもう辛くて辛くて。が、いざ亡くなってしまうと、六花の夢の中、トゥオネラで舞う千花ちゃんが綺麗で読んでて心地よくてよくて困った…。第二部が待ち遠しい。


『のだめカンタービレ』17 二ノ宮知子 講談社
かよに借りた。
千秋の親父が大人げなくて愉快。が、のだめが妙におとなしくて不完全燃焼。のだめの先生で女の先生の「どうにかなるもんね〜、人間」が心にしみました。


『百鬼夜行抄』15 今市子 朝日ソノラマ
新品購入。
いまだにときどき律のキャラクターに?させられる。今回は合コンでの律。


『あかく咲く声』全3 緑川ゆき 白泉社
『アツイヒビ』 緑川ゆき 白泉社
『緋色の椅子』全3 緑川ゆき 白泉社
『夏目友人帳』3 緑川ゆき 白泉社
『夏目友人帳』3は新品購入。以外は古本購入。ついでに『夏目友人帳』1、2も古本購入。残るは『蛍火の杜へ』のみ。
『あかく咲く声』。強制能力のある声を持つ少年が警察の捜査に協力する話。少年や彼に片思いする女の子や刑事さんのキャラは好きだが、一つ地域でこれだけの凶悪事件が起こるってのがどうもその…。
『アツイヒビ』。番外編っぽい絵を描く男の子の話が好きだ。
『緋色の椅子』。異世界もの。国王の死後、有力貴族の争いによって王の血筋はほぼ絶えてしまい、亡き王の側近だった男はただ一人残った妾腹の少年ルカを王位につけるため、ルカがひっそりと暮らしていたひなびた村から彼を連れ去る。それから五年。ルカからただ一人村を去る事情を打ち明けられていた幼馴染セツは、王になったルカを一目見ようと都へ上る。が、城のバルコニーに姿を見せたのは、彼女の知る幼馴染ではなく…。
好きな話だ。話だったが、ルカの身代わり役を引き受けた偽ルカが村の橋の下に住んでいたにも関わらずセツと面識がなかったという点が読んでる間じゅう気にかかって気にかかって。
『夏目友人帳』3。ひとつ布団で夏目とにゃんこ先生が寝ているシーンは毎度心が洗われる。できれば一話に一シーン欲しいくらいだ。散歩に連れ出され犬びびらせる先生もステキ。卵を温めるニャンコ先生もたまりませんでした。名取再登場の話では、単に見えるだけでなく、祖母から霊力も受け継いだらしいことが判明し、わくわくしました。どうなんのかな、この先。鯛焼きのエピソードもほっこりさせられたな。


『龍の花わずらい』3 草川為 白泉社
新品購入。
えーっとお父様、娘のいいなづけを鍛えなおすのはともかく、ルシンを保護したのに、なんで国許に「ルシン無事」の一報くらい入れとかなかったんでしょう?


『僕と彼女のXXX』4 森永あい マッグガーデン
『とかげ』1 灰原薬 一迅社
『会長はメイド様!』1、2 藤原ヒロ 白泉社
『魔神の苑』 みなみ恵夢 オークラ出版
『ラインの薔薇』 みなみ恵夢 芳文社
『アラクレ』3 藤原規代 白泉社
『ココロに花を!!』全2 菅野文 白泉社
『凍鉄の花』 菅野文 白泉社
『オトメン(乙男)』1 菅野文 白泉社
『SEX PISTOLES』5 寿たらこ リブレ出版
『蛍火の杜へ』 緑川ゆき 白泉社
サイテーカラオケ(歌うときと喰うとき以外は連れが持って来た未読本を読んで読んで読み続けるサイテーなカラオケのこと)で一気読み。
森永あい〜藤原規代まではRP祐子、菅野文〜緑川ゆきまではN塚長姉の持ち込み。

『僕と彼女の…』。あきらが男でも女でも全然問題ないらしい千本木って、奈々子以上に問題あると、4巻にしてやっと気づく。結末のパターンとしては、A)あきらと奈々子が元に戻り、A1:あきらと奈々子がくっつき、千本木と椎名があぶれる、A2:千本木×あきら、奈々子×椎名のままハッピーエンド(なのか?)、B)このまま戻らず、B1:千本木×あきら、奈々子×椎名でハッピーエンド、B2:奈々子とあきらが入れ替わったままくっつき、千本木と椎名があぶれる、C)元に戻そうとしてさらにややこしい入れ替わりが起きてドタバタのままエンド。RP祐子はB1断然希望ですが、わたしはA2でもぜんぜんOKっす。
『とかげ』。初めて読む作家。明智抄っぽい絵だ。祖父の住職とともに寺で暮らす忍。やはりそこに預けられており、忍が姉のように慕っていた夕佳が事故で亡くなる。が、通夜の夜、彼女は突然生き返る。しかしそれは彼女が命を取り戻したわけではなく、死ねない呪いを受けた「とかげ」が憑依したためだった。
これ好き〜。続き早く読みたいっ!! キャラではお住持さんがステキ♪ イカス♪
『会長はメイド様!』。これも初めて読む作家。元男子校で今も男子の割合が八割を占める高校でビシバシと校風を改善しようとする女子生徒会長だが、放課後は家計を助けるためにひそかにメイド喫茶でメイドのバイト。ところが男子学生のひとりにそれが見つかってしまい…。会長ステキ〜♪ 決してスーパーマンではなく努力の人なとこも男前だが、生徒会長として男子学生を指導する会長も男前だが、なんといってもメイド喫茶でメイドしているときの会長が一番男前〜♪♪♪
『ラインの薔薇』&『魔神の苑』。これもやっぱり初めて読む作家。『ラインの薔薇』の第二話が一番好き。この人ホモ作家だがホモ描くの下手。ギャグが面白い。『ラインの薔薇』みたいなコメディをホモ抜きで書いて欲しい。
『アラクレ』3。1と2もやっぱりサイテーカラオケでRP祐子が持ち込んだのを読んだ。幸千恵さちえのお母さんの世話係だった人登場の温泉話が好き。
菅野文も初めて読む作家である。いろいろ読ませてもらえるなあ、サイテーカラオケ。
『ココロに花を!!』。設定自体は好きな設定だが、ぜんぜん話が面白いほうにいってくれなかった。
『凍鉄の花』。新撰組もの。美しい擬似姉妹のような土方歳三と沖田総司にときめく。百合萌え新撰組。ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン。
『オトメン(乙男)』。長身美形で剣道部主将の飛鳥。が、趣味嗜好は実はとても乙女な「乙男」。彼が恋に落ちたのは、見かけはとっても可愛いが中身は超がさつで男前な女の子都塚さん。いや、面白かった。都塚さんのお弁当にはしびれた。焼き魚を豪快に頭から食うところもナイス。それにしても菅野文、ころころ絵柄のかわる人だ。
『SEX PISTOLES』5。N塚長姉がいま一番愛しているシリーズ。4巻出たあとでこれ出してたビブロスが倒産してしまい、5巻がぶじ出るまでのN塚長姉の心労は大変なものであった。5巻メインは鷹×蝙蝠。いやー、よかった。ハーレクインの王道だった。ハッピーエンドにもひとひねりあって♪

『蛍火の杜へ』。わたしも古本探索してたのだが、N塚長姉がすでに買ってしまっていた。短編集。 「花唄流るる」「蛍火の杜へ」「くるくる落ち葉」「ひび、深く」の四篇入り。ネットで名作だという評判は目にしていたが表題作「蛍火の杜へ」、ほんとに名作です。結末の美しさに泣きました。「ひび、深く」、道外してもぜんぜん許すよ、きみたち、と思った。
(ちなみにわたしがこの日カラオケボックスに持ち込んだのは『OL進化論』26、『雨柳堂夢咄』11、『百鬼夜行抄』15、『あかく咲く声』全3、『アツイヒビ』、『緋色の椅子』全3)


『「無限」に魅入られた天才数学者たち』 アミール・D・アクゼル 早川書房
図書館。
「連続体仮説」という現代数学、特に集合論の基礎を築いたゲオルク・カントールをメインに、ゼノンの「永遠に部屋から出られない男」のパラドックスからカントールにいたるまでの「無限」研究の歴史や、カントールの後、カントールの仮説を証明しようとしてカントールと同様精神を病むクルト・ゲーデル、ゲーデル後の数学界の流れまで。
面白かった。「連続体仮説」がちんぷんかんぷんだったにも関わらず面白かった。
この本で初めて知ったのですが、中学で一次方程式に出くわしてからおなじみの、縦軸がy、横軸がxのあの図、あれ作ったの、「我思う、ゆえに我あり」のデカルトなんだって〜。あれ、正式には「デカルト座標軸」っつうんだって〜。
へーほー。


『蟲師』8 漆原友紀 講談社
新品購入。
五編入り。ギンコが雪山に閉じ込められる「冬の底」、ギンコ以外誰も人が出てこない珍しい話。ヌシさまが素敵。「隠り江」と「日照る雨」も好きな話。


『天国へ行けばいい』 円陣闇丸 フロンティア・ワークス
新品購入。
発売日が伸びて伸びて伸びてやっと出た本だが、面白くない…。ホモとしてもSFとしてもハンパ。主人公ふたりが健小次っぽかった。話は面白くないが円陣闇丸の絵はやはり美しいので、たぶん売り飛ばさないと思う。(「医龍」んときの小池徹平は金ひかるのイラストみたいだったけど、関ジャニ∞&NEWSの錦戸亮って円陣闇丸の絵みたいな顔だと思う。ちなみにうちのパソコンはいま、「りょう」変換で「錦戸亮」と出て、「たっちょん」変換で「大倉忠義」、「ひな」変換で「村上信五」と出るのだが、さっき「闇丸」を登録してないので「やみ」変換「まる」変換したら「闇丸山隆平」になってしまった…)


『略奪者 ロッセリーニの息子』 岩本薫 角川書店
図書館で順番待ちしてたら、サイテーカラオケにRP祐子が持って来てくれて貸してくれた。
父の死後組を離れて地道に暮らしていたヤクザの組長の息子が、過去のしがらみに追い詰められたところを全然別口のマフィアのボスにかっさらわれ、シチリアの豪邸に閉じ込められて手篭めにされるも、ほだされかけたところで幼い頃自分を置いて家を出た母親が実はイタリアに渡って自分を手篭めにした男の父親と再婚していたことを知る。
好きなパターンの話のはずだが、なんかいまいち…。なんでだろ?


『砂の下の夢』2 TONO 秋田書店
新品購入。
人の魂を核に砂漠にオアシスを作りそれを管理するジャグロ族。第六話〜第十話の五編入り。
一編一編にきちんと核になる主張があり、それがきちんとストーリーと縒り合わされていて、読んでて心地がよい。



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