本読み月記


【ジャンル分け】 最初から日本語で書かれた小説。
最初から日本語で書かれた小説以外。
日本語以外で書かれたものを日本語に翻訳した小説。

日本語以外で書かれたものを日本語に翻訳した小説以外。

コミックス


『怪人エルキュールの数奇な愛の物語』 カール=ヨーハン・ヴァルグレン(訳:立石光子) ランダムハウス講談社

図書館。
中図書館の開架周遊で拾ってきた本。
始まりは、マサチューセッツ州のマーサズ・ヴィニヤード島から出された一通の手紙。
その手紙によると、その島には生まれながらにして聾唖の人が多かったため、聾唖でない人もふつうに手話が使っており、聾唖という障害が障害として意識されていなかったらしい。
その島で亡くなった曽祖父についてを伝えるその手紙のあと、本編が始まる。
1813年の冬の日、東プロイセンのとても繁盛しているとある娼館で生まれた、男の子と女の子のふたりの子供。
どちらの母もその娼館で働く娼婦だったが、女の子のほうはなんの問題もなく母子ともに健康だったのに対し、男の子のほうはありとあらゆる障害を持ち、母親はその子を見ることなく息をひきとる。
誰もが長くは生きないだろうと思ったその男の子が、冒頭の手紙の書き手の曽祖父である、エルキュール。
というわけで、語り口がジュースキントの『香水』っぽかったこともあり、彼がマーサズ・ヴィニヤード島で大往生を遂げるまでの数奇な人生が語られるのだと、わくわくしながら読み進んだのだが…。
エルキュールがある程度育ったところでいきなり語られだした、同じ夜に生まれたヘンリエッタへの愛は、すごい唐突で面食らったのだが、それでも彼が施療院を経て修道院で暮らすようになるくらいまでは、まだ期待を捨てていなかったのだ。
が、その後はなんかようわからん復讐譚となり、めんどくさくなって斜め読み。



『ヨブ』 ロバート・A・ハインライン(訳:斉藤伯好) ハヤカワSF文庫

図書館。
9月6日の東京日帰り新幹線ひとり旅用に借りてきた。
旅行用の本を選ぶのは難しい。
特に行きも帰りも新幹線のひとり旅の場合、飛行機より乗ってる時間が長い分、難しい。
もし面白くなかったら、新幹線に乗ってる間、ひたすら退屈をもてあますことになる。
また、目的地に着かないうちに読み終えてしまう、という危険もある。
今回はひさびさにハインライン。
以前、旅行用に借りたハインライン、半分以上読んだとこでかつて読んだ本だと判明したことがあったが、これは読んでない、絶対読んでないと思って。
(まあ、読んだことあったのを思い出したあともやっぱり面白かったから、まったく問題なかったんだけど)
ハレルヤ、読んでいなかったー。
ハインライン最後の長編小説。
並行世界もの。
船旅の途中、現地名物の火渡りの儀式にひょんなことから参加することになった男が、火渡り後に気を喪い、気を取り戻した後、あれやこれやあって元いた世界ではない世界にいることに気づき、そこでひとりの女性と出会い、その後は彼女とともに、またもや別の世界に飛ばされ、別の世界に飛ばされ………。


むちゃくちゃげろくそ

面白かったーっっっ!!!


物語の面白さ加減も凄かったが、この主人公、人種的な偏見もいっぱい持ってるのに、持ってるのがわかってからも、それだけを理由にうわ、こいつってばイヤな奴ーと思ったりできないというか、己のそういう考えになんの疑問ももたない愚鈍さを持ちながらいい奴っているんだなというか、この男のそういう部分を描き出しながらも放置したまま問題なく話を進めてしまうハインラインの凄さというか……。
なかもず駅から読み始め、新大阪でのぞみで東京へ、帰りも同じく、東京駅からのぞみに乗って新大阪へ、新大阪から地下鉄でなかもずで、なかもずに着いたとき、ちょうど残り六分の一くらいのとこだったという、長さも絶妙の本でした。


『幻惑の鼓動』21 原作:吉原 理恵子、 作画:禾田 みちる 徳間書店
『彼方から』全14巻 ひかわきょうこ 白泉社

RP祐子蔵書。
ええ、例によってサイテーカラオケ持込本。
『幻惑の鼓動』21、謎のふたりがやっと晃一たちと遭遇するも、なんかややこしいことをぐちゃぐちゃ言い出す…。
『彼方から』は、持ってくると言っていた葉芝真己の本がみつからなかったとかで、「その代わり〜」といきなり全巻どーんと。
ひかわきょうこがデビューしたのはわたしが「Lala」を毎月買って読んでた頃で、嫌いではなかったが、コミックスを買ったことはなかった。ので、「Lala」を買わなくなってからは、ぜんぜん読んでいなかった。
ひさしぶりに読んで思い出したわ。この人がコマ割りで作り出す絶妙の間を。
異世界に飛ばされた女の子が言葉が通じず、いきなりわかるようにもならず、がんばって一から覚えてくのも、すっごい好感もてた。8巻くらいまで読んだとこでフリータイム終了時間が来て、そのまま全巻借りて帰った。
一気読みさせてくれてありがとう、RP祐子。

ところでこの日、まずは「残酷な天使のテーゼ」から歌ったのだが、その時点で480番台くらいだったのが、いま(9月18日午後10時28分)見てみたら、14866人歌ってて690番。19位まで99.999で同率首位。どひゃー。
そしてこの日は一位をゲットできてた「アギト」も「クウガ」だったが、いま現在、「アギト」が三位で「クウガ」が二位。しくしく。


『ちはやふる』14 末次由紀 講談社

新品購入。
団体戦、準決勝から決勝へ。
負けたり、メンバーはずされたり、そういうところもきっちり描いてるのに、描き方にひねりが利いてて、読んでて辛くない、辛くないんだけど胸にしみる。
そして、富士崎の桜沢先生、ステキ。
付録四コマ、「桜沢先生のありがたいお話」、しびれた。
専任読手といえば、トップクラスの専任読手の方をひっぱりだしてきて、そういう専門の人の声がどれだけ通りがいいか検証する、ってのをTVで観たことがある。「ありえへん∞世界」(テレビ大阪)だったっけ? 「和風総本家」(やっぱりテレビ大阪)だったっけ?
そんなにでかい声を出してるわけじゃないのに、かなり相当離れた場所でも、どの歌を読んでいるかわかる声が届いたのにはびっくりした。



『ストライク・ザ・ブラッド2 戦王の使者』 三雲岳斗 電撃文庫

新品購入。
十二体持ってるはずの眷獣、二体目召喚に成功。
しかし、使役できる眷獣の強さ=使役する吸血鬼の強さって、十二国記の麒麟みたいだ。
妹の事情が明らかになったが、治療のために弦神島にいる必要があるのはともかく、魔族がふつーにそのへん歩いてる弦神島で、そんなに魔族が怖い女の子が引きこもりにならないのは謎でーす。
アスタルテが雨宮先生のわがままでメイドさせられてたのは嬉しかったな♪

浅葱とモグワイのツーカーぶりも愉快♪


『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』 石井好子 暮しの手帖社

図書館。
朝日新聞日曜版読書欄で新刊『バタをひとさじ、玉子を3コ』の広告で、確かこの本にも触れられていたんだと思う。で、予約したのがいつだったかは忘れたが、昭和52年発行の本なのに、かなり予約順番待ちした。しかしわたしがベベだったらしく、わたしの後には予約が入っていない。
しょっぱなから、巴里の下宿のロシア人のマダムがオムレツ焼きだすとこからもう、美味しそうで、美味しそうで。
その後の料理も、ざっくり作り方を書いてくれてるのが嬉しい。そんで、そんなに小難しい材料使ってない料理が多いのが嬉しい。
ホワイトソースはわたしもずっと泡だて器使って作ってるので、石井さんも同じ流儀なのも嬉しかったなあ。
あと、「エスカルゴ」を「エスキャルゴ」、「ホワイトソース」を「白ソース」、「ラザニア」を「ラザーニ」と表記されているのも、日本でまだこれらが普及してない頃に書かれたエッセイらしくて楽しかった。



『困っているひと』 大野更紗 ポプラ社

図書館。
筋膜炎脂肪織炎症候群および皮膚筋炎という難病にいきなりかかってしまった26歳大学院生女子の闘病記。
文章の、ヤケクソぎみの明るさと勢いにつられ、一晩一気読み。
病因がとりあえず判明するまで九ヶ月、歩くのもおぼつかない状態なのに入院も薦められないまま九ヶ月、ってのがすげー怖かった。歩くのもやっとの人間を通院させたりするものなのか、病院って。
彼女の完治困難な難病とは比べ物にならないが、原因究明といえばわたし、長い間胃痛に苦しめられてたけど、その原因が食品アレルギーだって判明したの、みわこのダンナがたまたま胃痛系食品アレルギーだったおかげだもんなあ。みわこが胃痛系食品アレルギー持ちと結婚してくれてなかったら、いまだに胃痛とつきあい続けてたはずだもんなあ。



『アリル 午後のお茶は妖精の国で 番外編』 遠藤淑子 祥伝社

新品購入。
番外編三本と、独立した話二本と、恒例描きおろしギャグ漫画付。
カラスのハルシュの子供時代の話がしみた。それにしてもハルシュ、人間のときは黒ベタ頭だったんだね…。
魔法使いルグが旅に出たあとのルグの家で起きたできごとのほうはいかにも遠藤淑子の描くキャラらしいお姫様が愉快だった。



『百鬼夜行抄』20 今市子 ソノラマコミックス

新品購入。
「亀裂の家」登場の八代って誰だっけ? 行方不明になったまんまの開さんだけどこの人何巻くらいから登場してたんだっけ?とか思って既刊読み返しだしたらやめられずー。
巻末の身辺報告漫画、わかるー、わかるー、わたしも二つ以上のことは一緒にできない…。全然できない…。



『涅槃の雪』 西條奈加 光文社

新品購入。
『恋細工』でも描かれた天保の改革だが、あちらが市井の町民の立場から描かれたのに対し、こちらは改革側に近い側、北町の同心の目線で描かれた天保の改革。
で、『恋細工』では町の噂でだけ登場だった遠山の金さんが直接登場。俗物っぷりがすんごいチャーミングな遠山奉行。中村梅之助のビジュアルで読みました。
悪役の鳥居の造形も深かったなあ。
門佑がささやかな袖の下すら受け取らないことについての洞察には、わが身の人との関わり方に近いものがあり、すっごくぎくりとさせられました。
お卯乃の人の顔覚えのよさは、きっとどかんと生かされる場面があると思ったので、ちょいと肩透かし。
門佑の姉上のキャラ立ちはむちゃくちゃステキだったわー。
ちなみにこの本、21日に東京行くのに持ってった二冊の一冊。三分の一は行きの飛行機で読んだが、残り三分の二は新幹線停まってて帰宅難民となり夜明かしした新橋のジョナサンで読みましたー。



『リヴァトン館』 ケイト・モートン(訳:栗原百代) ランダムハウス講談社

図書館。
主人公は98歳の女性。
私生児として生まれ、母が勤めていたお屋敷に彼女も奉公にあがっていた頃の回想と、介護老人施設で暮らす彼女の今が、交互に語られる。
登場人物たちが誰もいまひとつ魅力的でなく、だらだらと読んだが、アーシュラの素性が明らかになるとこではぞくぞくした。



『みんなが手話で話した島』 ノーラ・E・グロース(訳:佐野正信) 築地書館

図書館。
『怪人エルキュールの数奇な愛の物語』で、エルキュールが渡米後に住んだ島、遺伝的に聾唖の人が多かったせいでたいていの人が手話が使えるバイリンガルとして育ち、それがため聾唖がハンデでなかった島、そういやそんな島のことの本、朝日新聞日曜版読書欄で紹介されてなかったっけ?と思い出し、調べたらこの本だった。
歴史のとことか、聴覚障害の由来のとことかは、飛ばし読みしました。
わくわくしながら読んだのは、T「ほかの人間とまったくおんなじだった」とY「島でろう者として育つ」のとこ。

みんな手話を使えるもんだから、漁船同士で話すのに手話使ったり、男どもが女性に見えないように円座作って手話で猥談したり、のエピソードもステキだった。
この島なら、年取って耳が遠くなっても、家族や近所の人との会話には特に困らなかったんだろうなあ。
そして現地で聞き取りしたインタビューで現地の人が使っていた英語で「つんぼ」にあたるらしい言葉を、著者はあえてそのまま載せている。
きちんと断り書きが入っていたところをみると、アメリカでもやはり、言葉狩りは行われているらしい。
一番心に残ったのは、とある島民の言葉。「いいえ、つんぼだったというだけで、あの人には特に障害はありませんでしたよ」。

遺伝的な調査のために島の家系を調べてみたら、いくつかの村同士で嫁にやったり嫁をとったりしていたため、実はかなり近親なのに婚姻の当事者たちがそのことにまったく気づいていないことがあったらしい。
たとえば、Aという村にBという村から嫁がくる。婿の母はCという村出身、嫁の母はDという村出身、が、どちらの母の母もEという村の出身だった、みたいなことが、もっと複雑に錯綜した形であったらしい。
うちも親世代くらいまではそうだった。堺のいくつかの村同士で嫁をやりとりしてたので、そういうのがいっぱいあり、「なんであの人とあの人が親戚?」といまだに混乱させられている。(たまにそのいくつかの村以外から嫁に来る人もいて、遺伝子プールが臨界点を迎えることはなかったらしい)


追記:9月29日放送の「ビーバップハイヒール」のテーマは手話だった。この中で問題の答えや再現フィルムで見せてもらった手話は、見ていて品のいい「言葉」であった。
で、思ったんだけど、NHK教育の手話ニュースの手話、あの表情オーバーアクションな手話って、音声言語に置き換えると、北朝鮮のニュースのアナウンサーの抑揚みたいな感じか?



『ローマ亡き後の地中海世界』上下 塩野七生 新潮社

新品購入。
上巻出たのが2008年12月、下巻が2009年1月、出てすぐ買ったはずだが、ちょっと読んでは休憩し、ちょっと読んでは休憩して、やっと上巻第二章に入ったのが先月。ということは、上巻第一章を三年がかりで読んでたわけか。そして、上巻第二章からは、行け行けどんどん、だったわけか。
なんというか、互いに鎖でつながれ鞭打たれながら櫂を漕がさせられるガレー船の奴隷というのは小説や映画にはちょくちょく登場するけど、それにはちゃんと元ネタがあったんだなあ、というのが、偽らざる感想です。
「海賊」という言葉はかなり小さいときに知ったけど(たぶん『ピーターパン』の絵本で)、他の船を襲う海上の強盗だと知ったのはだいぶ大きくなってからで、海賊が航行中の船だけでなく海岸の村まで襲うことを知るに至っては、「チャングムの誓い」の中の倭冠が朝鮮の海辺の村を襲うエピソードででした。
エリザベス一世が「ええもん」で出てくる話だと、「女王の海賊」はええもんだったしなあ。
「奴隷」にしても、リアルな「奴隷」といえば、『アンクルトムの小屋』で知った奴隷制時代のアメリカの黒人奴隷で、イスラム教徒に浚われて強制労働させられてたという「キリスト教徒奴隷」のことは具体的にはぜんぜん知らなかった。そういや別世界もののファンタジーだけどビジョルドの『チャリオンの影』で、主人公と隣国の王子がともに敵国で奴隷にされてガレー船漕がされてたわ。
そして、海岸に住むということ、というのは、津波なんかの自然災害以外にも、こういう危険もあったのか、とあらためて目からうろこが落ちました。北朝鮮拉致問題が花盛りだった頃、「海のそばの危険」に目からうろこは一度落ちてたはずなんだがな。
ともあれ、どっしり読みごたえありました。
で、これを読み終わったのでやっと、『十字軍』の1と2、注文しました。



『グーグーだって猫である』6 大島弓子 角川書店

新品購入。
野良猫が自分家の庭先で産んだ子猫を保護したり、貰い手探したり、迷い込んできた猫を保護したり、しんどい話が多かったのでかなり飛ばし読みしました。そして最後で、グーグーが今年亡くなってたのを知りました。
15年か。長生きしたよな。
犬も猫も、最後は多かれ少なかれ、闘病するんだけど、そして「ああ、遠からずお別れだ」と思うその時期はほんとに辛いんだけど、逝ってしまったあとはなんか、楽しかったことを思い出すことのほうが多い。

でも、それはそのときまだほかに犬や猫がいたり、いなくてもまた新しく貰ってきたり(うー子が死んでから啓介を貰うまでの一年足らずは、うちの実家に犬がいなかった唯一の時期)、するからだと思う。
一頭飼いで死なれて、「死なれるのが辛すぎたからもう犬(もしくは猫)は飼わない」という人には、また飼ったら前任犬(もしくは猫)との楽しかったことをもっとたくさん思いだせるよ、とお薦めしたい。




ところでこれ見て最初は、「絶対『中の人』がいるーっ」と思った。
が、ほんとのほんとに人工物らしい。
容れものがここまで来てるなら、あとはほんまもんの犬や猫からのバックアップをどう取って、そのデータをどう埋め込むかがクリアされれば、犬飼いの夢である不老犬「フレンダー」(新造人間キャシャーン)が実現するのかしら…。

※ フレンダーは、東家で飼われていたが亡くなった愛犬ラッキー、生前にそのラッキーからとってあったデータを入れた電子頭脳を組み込んだ犬型ロボット。しかし、元のがラッキーなら、ロボットになっても普通はそのままラッキーって呼ぶよな、なんでいきなりフレンダーにしたんだろうな、というのが長年の謎。


『神様のカルテ』2 夏川草介 小学館

図書館。
思ったより早く順番が回ってきたわー。
1では実に気持ちよーく泣かせてもらいましたが、そして2でも、気持ちよく泣かせてもらえるシーンはあったのですが。
わたしは睡眠不足に弱く、睡眠が不足すると覿面に注意力や集中力や判断力が落ちるので、こんだけ寝ないで診察しててほんとにこの医者大丈夫なのかしら、とか、
飲みに行ってる暇があれば早く帰って寝ろよ、とか、
夜間救急にアレルギーの目薬貰いにくる男を批判するシーンでは、悪化して治すのに手間隙かかる前に薬貰いにくるとこは評価してやれよ、そんで処方箋工夫するとかしてそういうことしなくても薬がもらえるようにしてくれよ、とか、
(正月前にアレルギーの薬貰い忘れてたらかなり喘息がしんどい状態になって、大晦日に大晦日でもやってた近所の大きな病院に駆け込んだことがある。年明けまで我慢しても死にはしなかったとは思うが、一日中息をすることしか考えられない程度にはきつかった)
(薬の入った点滴してもらったら、みるみるうちに楽になり、魔法だーと思った)
○○○○は死亡フラグ立ちそうで立たないキャラってのがよかったのにそれを殺すなー、とか、
この2はあれこれつっこみつつ読みました。






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