本読み月記


【ジャンル分け】 最初から日本語で書かれた小説。
最初から日本語で書かれた小説以外。
日本語以外で書かれたものを日本語に翻訳した小説。

日本語以外で書かれたものを日本語に翻訳した小説以外。

コミックス



『カニバリストの告白』 デヴィッド・マドセン(訳:池田真紀子) 角川書店

図書館。
『グノーシスの薔薇』がむっちゃ愉快だったので、他にも出てたら読もうと思って忘れてたデヴィッド・マドセン、やっと思い出して探したら、これともう1冊出ていた。
主人公は才能溢れるシェフ。彼の生い立ちとシェフ修業と彼がいかにして人肉を客に供するに至ったか。
『グノーシスの薔薇』ほどは面白くなかったが、それなりに面白くはあった。
ところどころに一部アレンジを加えたオーソドックスな肉料理のレシピが挟まるのだが、一番最後に出てきた鴨の胸肉料理の材料、バター450グラムってどんだけ。



『ガラスの仮面』49 美内すずえ 白泉社

新品購入。
まだ次の巻も真澄とのあれこれ引きずるのか…。
いっそ伊豆に向かう途中で真澄、事故で頓死してくんねえかな、などと思う私がいる…。



『ストライク・ザ・ブラッド5 観測者たちの宴』 三雲岳斗 電撃文庫

新品購入。
監獄結界から外へ出た魔導犯罪者たち。
行方不明の空隙の魔女。ぼろぼろの古城たち。
5巻にして暁兄妹の母、初登場。すげー愉快な女だ、ナイス♪

しかし、優馬じゃねえや、優麻が無事でよかったわー。この子、これまでになく死にそうなキャラな気がしてたのよー。


『ピンクとグレー』 加藤シゲアキ 角川書店

図書館。
今月、日記ばっか書いてて本読んでなかったのもあるけど、そしてフィギュアシーズンが開幕してしまい、さらに本読む時間が削られてたのもあるけど、俳優として大ブレーク中の「彼」と芸能事務所に所属しつつもほぼ一般人な「僕」の、現在の状況と過去が交互に語られるあたり、過去編、特に関東に引っ越して地元の子たちと仲良くなるあたりは楽しかったんだけど、今の状況語る語り口がなんか辛気臭くて(シゲ、エッセイの文章は愉快なのに)、なかなか進まなかった。
明日返却日なもんで、こらいかんと慌てて読み出したところ、「彼」のほうも「僕」に執着していたことが判明、ボーイズラブ小説で腐るほど読んだパターンになってきたぞ、と思ったら、あらまー、どっひゃあ。
「彼」側の真実、こういうスピリチュアルな描き方でなく、二部構成にして、「僕」の話と「彼」の一人称の話に分けたほうがすっきりしたんじゃないかなあ。

ところで著者あとがきで初めて知ったんですが、シゲ、大阪出身だったのね。何歳で関東に引っ越したかはあとがきには書かれてなかったけど、作中の「僕」とおんなじ年頃だったのかな?


『秘密』11、12 清水玲子 白泉社

新品購入。
ついに完結。驚きの二巻同時発売。
なんというか、思いがけず気持ちよく終わったな。
最後の数巻は読んでてしんどくて、かなり斜め読みしたので、読み直すーーー。



しかし、コミックス入れて六冊か…。
おそらくたぶん生涯最少月間記録ー。





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